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2月は“住宅ローンの分かれ道”

確定申告・年度末前に考える任意売却という選択

2月。
確定申告が始まり、1年間の収支を改めて見直す時期です。

住宅ローン控除の確認や医療費の集計をしながら、
「思っていたより余裕がないかもしれない」
そんな現実に気づく方も少なくありません。

さらに年度末を控え、
・4月以降の支出増
・教育費や固定資産税の準備
・物価上昇による生活費の圧迫

数字と向き合うからこそ、不安がはっきりする月。それが2月です。

「まだ滞納していない」今が一番重要

住宅ローンのご相談で最も多いのは、
「まだ滞納はしていないけれど、このままでは厳しいかもしれない」という段階です。

実はこの滞納前こそ、最も重要な分かれ道です。

住宅ローンは、1回でも滞納すると一気に流れが進みます。

1か月滞納 → 督促状
2〜3か月滞納 → 強い催告
3〜6か月滞納 → 期限の利益喪失(一括請求)

その後、保証会社による代位弁済を経て、競売へ進む可能性があります。

ここまで進むと、交渉できる時間も選択肢も大きく制限されてしまいます。

滞納前なら、主導権はまだ自分にある

一方で、滞納前であれば状況は大きく違います。

・金融機関と冷静に話し合える
・任意売却の準備期間を確保できる
・市場のタイミングを見て売却できる
・引っ越しや生活再建の計画を立てられる

滞納後の任意売却は“時間との戦い”。
滞納前の任意売却は“計画的な整理”。

この違いは、将来の安心に直結します。

こんな状態は黄色信号

「まだ払えている」=「安全」ではありません。

・毎月の返済を貯蓄から補填している
・ボーナス払いに頼っている
・カードの分割やリボ払いが増えている
・固定資産税が重く感じる

このような状況は、すでに余裕が削られているサインです。

不安を感じ始めた時点で、すでに分かれ道に立っています。

任意売却は“失敗”ではない

家を手放すことに、抵抗があるのは当然です。
しかし守るべきなのは、家そのものではなく生活です。

住宅ローンが家計を圧迫し続ける状態よりも、
早めに整理し、再スタートを切ることのほうが、
長い目で見れば前向きな選択になることもあります。

まずは相談だけでも構いません

「まだ大丈夫かもしれない」
「でも、少し不安…」

その気持ちの段階で相談することは、決して大げさではありません。

滞納してからの相談は、時間との勝負になります。
しかし滞納前であれば、静かに、計画的に、選択肢を整理することができます。

相談したからといって、必ず任意売却をする必要はありません。
状況を整理し、今後の見通しを確認するだけでも十分意味があります。

2月は、数字と現実に向き合う月。
だからこそ、「払えなくなってから」ではなく、
「不安を感じた今」動くことが大切です。

年度末を迎える前に、
一度、ご自身の住宅ローンを冷静に見直してみませんか。

分かれ道は、思っているより静かに現れています。